iPhoneのプランを変更する前に、まず自分がどのタイプなのか把握しておくと良いだろう。ここでは最適な格安SIMプランを見つけるための参考として閲覧していただきたい。
ここでいくつかの言葉の意味をおさらいしておく。
▼SMS
携帯電話番号をあて先にしてメッセージを送れるのがSMS。追加料金を支払うことでオプションとして格安SIMに追加することができる。
▼IP電話
インターネット回線を利用する電話。発着信ができる。電話番号は050から始まる。通話音質は通常の携帯電話回線より多少劣る。
▼音声通話対応
キャリアが取り扱う090/080/070から始まる電話番号での発着信が可能な格安SIM。今使っているキャリアの番号をそのまま使用したいならキャリアに予約番号を発行してもってSIMプラン申込時に伝える。(予約番号発行の手順はコチラ)
タイプAの特徴
■スマホで使うのはメールとSNS
■電話はほとんどかけない
■無駄な出費を抑えたい
電話はほとんどかけず、コミュニケーションはメールやSNSがメインというタイプ。音声通話が必要な時は、LINEやSkypeなどの無料通話アプリを利用しているため、携帯電話番号での待ち受け(090/080などから始める電話番号)は必要ない。動画などもあまりみないため、高速なインターネット通信も必要ない。このタイプに該当する人は、「データ専用」プランがオススメ。
ただし、アプリによってはショートメッセージによる認証が必要になることもあるので、SMSオプションは忘れずに申し込んでおこう。
オススメプラン
【プラン名】
ヨドバシカメラ オリジナル ワイヤレスゲートWiFi
【基本使用料】
480円
【オプション】
SMSオプション
150円
【オススメプラン合計金額】
630円
タイプBの特徴
■テレビは見ないでYouTube
■ゲームも大好き
■電話はせず、コミュニケーションはSNS
タイプA同様、携帯電話の待ち受けが不要のBタイプ。しかしタイプAと違って、動画やゲームをよく使うため、高速インターネット通信は必須。
タイプBにオススメなのが、毎日の使用容量に応じてその月の容量のプランを選択できる「データ専用」プランだ。もし容量制限に達しても、「クーポン」を購入すれば、また高速通信が使えるプランも有る。容量制限を気にしたくなければ、容量制限のないプランを選択すればいい。通信速度は制限されるものの、容量制限からは解放される。
オススメプラン
【プラン名】
ぷらら 定額無制限プラン
【基本使用料】
2980円
【オススメプラン合計金額】
2980円
タイプCの特徴
■メールやLINEが好き
■SNSをよく使用する
■電話もかける
電話の待ち受け/通話は必要だが、電話番号にこだわらないのがタイプC。iPhoneではメールやSNSの利用がメインのため、通信速度はそこまで高速でなくてもいい。
そんなタイプCにオススメなのが、「データ定額」に「IP電話サービスオプション」を付加したプランである。このプランなら、050から始まる電話番号を取得できるため、インターネット回線を使った電話の待ち受け/通話が出来る。通話料金も携帯電話の半額程度となるため、通話量のコスト圧縮効果が見込める。
オススメプラン
【プラン名】
DTI ServersMan SIMLTE
【基本使用料】
467円
【オプション】
SMSオプション 143円
IP電話 300円
【オススメプラン合計金額】
910円
タイプDの特徴
■電話をよくかける
■YouTubeが好き
■ソーシャルゲームんあどもプレイしている
インターネットのヘビーユーザーで、電話の待ち受けも必須というひとはタイプD。このタイプにオススメなのは、実際の使用量に応じたデータプランにIP電話オプションを付加したプラン。
毎月の使用量が大きく変化するのであれば、「1日の使用量」が決まっているプランを選択するのも手だ。月ごとに使用量が決まっているプランだと、使用量上限を超えてしまった場合、その月はずっと低速通信となってしまう。しかし1日ごとのプランであれば、使用量を超えても、翌日になればまた高速通信を利用できる。
オススメプラン
【プラン名】
ポインティSIM ライト70MB/日
【基本使用料】
1180円
【オプション】
VoIP
300円
【オススメプラン合計金額】
1480円
タイプEの特徴
■携帯電話番号での待ち受け必須
■メールとニュースを利用する
■仕事でスマホを使用する
今使っている携帯電話番号をそのまま使いたいが料金は出来るだけ安くしたいというEタイプには、お得なプランを求めてMNPを繰り返してきたという人も少なくない。
そんなタイプEにお勧めしたいのが、音声通話付きのプランだ。例えば日本通信が提供している「スマホ電話SIM フリーData」プランは090/080/070の番号による音声通話が可能で、他のキャリアからMNPすることもできる。モバイル通信は200kbpsと低速だが、どれだけ利用しても通信量は定額。
オススメプラン
【プラン名】
日本通信 スマホ電話SIM フリーData
【基本使用料】
1560円
【オススメプラン合計金額】
1560円
タイプFの特徴
■仕事で使用する
■テレビや動画をスマホで楽しむ
■携帯電話番号での通話が多い
よく電話もかけるし、ネットもよく使うから高速データ通信も必要というタイプF。ストレスなくiPhoneを使いたいと願っている人が多いのもこのタイプだ。
Fタイプにオススメなのは、音声通話可能でデータ容量が大きなプランだ。キャリアとほぼ同一条件で使えるのに、月額料金は3240円~と大変お得なプランもある。ただし通話時間が長い人は、キャリアが提供している「通話し放題」プランの方が格安になるケースもあるので、注意が必要だ。まずは毎月の通話時間を把握し、プランを見直してみる必要があるだろう。
オススメプラン
【プラン名】
IIJ みおふぉん
【基本使用料】
ファミリーシェアプラン
3260円~
【オススメプラン合計金額】
3260円
データ通信での最大通信速度は250kbpsちなるが、「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LET」は月額わずか480円で利用でき、最も安い。
しかも、全国4万か所以上の公衆無線LANスポットが使い放題になるので、外出時に高速通信が必要になった場合は、そこに駆け込めばいい。
また540円で200Mバイトの高速通信分をチャージできるオプションを用意しているので、いざというときも安心だ。
ワイヤレスゲート
ワイヤレスゲート
Wi-Fi+LET
■月額料金
480円
■高速通信
オプションあり
(月480円でLETも公衆無線LANも使い放題)
データ通信利用が少なめで、月によって通信用にばらつきがある人には「U-mobile データ専用ダブルフィックス」が便利。1ヶ月の通信量が1GB以下の場合は734円で利用でき、1GBを超過した場合は2138円で3GBまで使用できる。
ただし毎月1GB以上2GB以下なら「IIJmioミニマムスタートプラン」(月額972円)など、他社のプランの方が経済的
U-NEXT
U-mobile データ専用ダブルフィックス
■月額料金
734.4 / 2138.4円
■高速通信
1~3GB/月
(月1GBで最安のダブル定額プラン)
データ使用量が多い人向けに、月に7GBまでの高速通信を使えつプランもある。お勧めは、日本通信が提供する「Platinum SIM」(月額4298.4円)だ。
iPHone6ユーザーをターゲットとし、音声通話基本料と7GBのデータ通信量がパッケージされたプランで、1年継続利用のオプション(無料)に加入するとさらに1GBが増量される。
つまり、1年間は8GBまで使えることになる。これまでのキャリアのスマホで、パケット定額の上限7GB近くまで使っていた人でも、安心して利用できるプランである。
日本通信
b-mibile Platinum SIM for iPhone
■月額料金
4298.4円
■高速通信
8GB/月
(実質8GBの大容量で音声通話もOK!)
高速通信も利用し、電話も使いたい人にはビックカメラが販売する「BIC SIM」の音声通話パックも選択肢の一つだ。
BIC SIMは、IIJminoと提携しており、基本使用料はIIJmioのプランに準じている。
月に2GBまで使えるデータ通信料が972円、音声通話機能付帯料が756円で、合計1728円が最安プランとなる。さらにBIC SIM契約者だけの特典として、公衆無線LANサービス「Wi2 300」も利用できる。通常は数日かかるSIMの開通が、いくつかの店舗では即日開通に対応しているのもうれしいとことである。
ビックカメラ
BIC SIM音声通話パック
■月額料金
1728円
■高速通信
2GB/月
(月1728円で2GB+音声通話+公衆無線LAN)